医療のポイントをまとめています

救急相談センターとは

[ 2017-10-02 16:29:47 ]

救急車を呼ぶための電話番号が「119番」であることは、日本人なら誰でも知っている常識です。しかし、意外に浸透していないのが「7119番」です。

「7119番」は救急相談センターに繋がる番号です。医療知識のない一般人の判断では、救急車を呼ぶべきかどうか適切な判断ができない場合があります。救急相談センターは、そういった場合に電話をかけることで、専門家が救急車が必要な状況下どうかを適切に判断し、必要がある場合は至急に救急車の手配を行ってくださいます。

緊急性がないのにも関わらず不必要な状況で救急車を出動させる、タクシーがわりのような救急車利用者が増えて問題となっていました。こういった利用が増えると、事故現場などの緊急性の高い現場に救急車を回せなくなってしまいます。そうした事態を回避するためにも、少しでも迷ったらまずはこの7119番に電話をしてみるべきでしょう。

救急相談センターでは、救急車の手配の判断の他にも、緊急性はないが症状に適切な医療機関を探している場合の相談にも使えます。

いずれにしても、明らかに命の危険性や重篤な症状がある場合は、迷うことなく119番に電話しましょう。救急相談センターは、あくまで迷った場合の相談先と考えるべきです。

イチオシ

医療費控除とは

[ 2014-05-21 13:57:16 ]

医療費を申告すれば、お金が戻ってくるんです。と聞くとみんなが確定申告の時にきっと医療費控除の申請をするのではないでしょうかね。確かに、医療費控除は確定申告などの際に、一緒に提出するものですが、これはあくまで自営業や個人事業主の人が確定申告のときに一緒にしているだけです。

一般的な会社員などの所属している場合は、医療費控除だけを申請するという事になるんです。かかった医療費の一部が戻ってくるなら申請するよと思うでしょうが、この医療費控除にも基準がしっかりと設けれているんです。

年間にかかった医療費が10万円を超えたかどうかなんです。医療費が10万円未満だと対象外になってしまいます。でも、健康保険適用外の出産費用などがあれば別なんです。入院や通院、妊娠・出産、歯や目の治療なども含まれます。医療費控除が認めれるかは、治療にかかった費用かどうかなんです。その為、病気の治療などでかかる雑費の面も対象になったりするんです。

年間での医療費となるので、滅多に病院などかからないから、必要ないと思っている人も知っておいて損はないと思います。

イチオシ

ジェネリック医薬品とは

[ 2014-03-31 17:21 ]

テレビのコマーシャルなどでも、ジェネリック医薬品という言葉をよく聞くようになりました。

通常、製薬企業においての医薬品の研究・開発には莫大な費用がかかるといわれています。一つの薬を創るのに、数億円の開発費がかかりますが、それに対して全てが成功し、市場に出回るわけではないのです。できあがった新薬が医療現場において、患者のもとで使用されるということは、ほんのわずかになります。

しかし、ジェネリック医薬品はすでに承認・申請されてから、かなりの年月が経過し、特許が切れたものをほかのメーカーで同じ成分で作り、患者に安く提供される医薬品なのです。患者側としては、なるべく医療費を抑えたいと思うので、需要があります。病院や診療所では、患者の希望も踏まえて処方箋を出していきます。

ジェネリック専門の製薬会社やジェネリック分野に新規参入する会社も増えています。ますます今後、医療現場ではジェネリック医薬品を使用するようになっていくことでしょう。

傷病手当金とは

[ 2014-03-24 14:33 ]

傷病手当金とはなにか。お仕事をされている方なら一度は耳にされたことがあるでしょう。

健康保険や共済保険に加入されているかたが、私情で怪我や病気をしてしまい働けないときに、医療を受け療養をしているときの生活保障としてもらえる手当のことです。

ここで私情でと書いたのは、仕事中や通勤時間などに怪我したり、またその怪我が原因で病気になってしまった。あるいは、働きすぎが原因でうつ病になったというように業務に起因しているものについては労災保険が適用されますので別のお話となります。

ちなみに傷病手当金は働けない日数が3日以内であれば、いただけません。4日以上働けない場合に適用され、加入されている保険から支給されるようになっています。

怪我や病気で働けない期間の生活を保障するというのが根本的な目的になっています。医療を受けるのにも費用がかかりますしその間の生活費も考えると痛い出費にもなりかねません。医療を受ける際に知っておくと役に立ちますね。

高額医療制度とは

[ 2014-03-17 13:21 ]

病気や怪我をしたときは医療機関で治療を受けることとなりますが、この医療費がかなり高額と鳴ってしまう事は珍しくありません。

そういった場合に活用したいのが高額医療制度です。

医療費の自己負担は通常3割となっていますが、長期入院などの場合はかなり医療費が負担となってしまうことも少なくありません。このような負担を減らすために自己負担限度額を超えた分について健康保険から払い戻してくれるのが高額医療制度となっています。

算定は診療付きごとに計算することとなり、月の一日から末日までを1ケ月として、各月ごとに計算していきます。

入院と通院は分けて計算することとなり、入院中の食事代や差額ベッド代、さらに保険のきかない治療などは高額医療制度の対象とはなりません。

国民健康保険では高額療養費に該当する場合は保険者である区市町村から申請書が送られてくることとなりますので、その書類に記入し、提出することで払い戻しを受けられるようになります。

申請を行わないとかえってこないお金ですので、忘れず申請しておきたいものです。